べっきゃむちゃん

呪詛のべっきゃむちゃんのレビュー・感想・評価

呪詛(2022年製作の映画)
4.0

ひとこと、朝に見て良かった☺️


かつて超常現象の調査隊として田舎の村に取材に来た若者3人組が盛大にやらかして村に伝わる呪いが暴走、伝播し村が壊滅してしまう。
その6年後、3人組の1人であった今作の主人公である女性の娘に今度は呪いが降りかかってしまう…
何とかして呪いから娘を救おうと奮闘するが…的な話。


何かと今話題の台湾産のホラー作品。
スッゲー怖いやん。なにこれほんと…

心霊系とかスプラッター系のは全然観てられるんだけど、こういった呪いを扱った作品は本当に無理でした…

しかもこれ殆ど全編に渡って主観映像のPOVでの撮影方法な為、その場にいる様なリアリティと常に何かが突如現れるんじゃないかという恐怖にずっと襲われるから観ている視聴者は気が気ではない。

尚且つ、実際に台湾で起きた実話を基にして作られたというからもうダメ…

関わった人へ呪いが伝播していく展開はかつてのジャパニーズホラーの金字塔である『リング』を彷彿とさせていたけど、実際その何倍も恐怖を感じたのが本音。

ビックリする!グロい!気持ち悪い!!
という感じのホラーではなくひたすらに呪いの恐ろしさ、先の見えない恐怖。得体の知れない何かに追われると言った終始胃がキリキリとする展開にお腹いぱぁい…

結構作中で時系列がバラバラで描かれる為、あれ?今どういう状況?等と置いてけぼりになる箇所が多々あるけどそれも演出なのでご安心を。

台湾ホラーって初めて見たけど
この監督のホラー演出凄すぎですわ。

中でも、霊媒師の奥さんと禁じられた地下道の映像、呪いの元凶である大黒仏母の顔はトラウマになる勢いでヤバい……

ラストのどんでん返しなんて…言葉が出なかったよ…

呪いってほんと怖い。もう観なくていいです。
触らぬ神に祟りなし。これ間違いない。アザシタ