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プアン/友だちと呼ばせてのpokotanのレビュー・感想・評価

プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)
3.5
かつての友達のウードが余命わずかの白血病で、願いが【元カノに会いたい】ということで、お別れをしに行くロードムービー。
かと思いきや、後半は、思わぬ物語となる。
前半は、POPな編集でユーモア溢れ、アリス、ヌーナー、ルン…とウードの元カノを巡っては、電話帳を消していく。
ウードがどんどんガリガリになっていくので、すごい。
元々痩せてるだろうに、17kgの減量したそうで、俳優魂だな。

後半は、カセットテープのB面のようにボスの話となり、作品の雰囲気が変わる。
複雑な家庭環境と出逢ったプリムという年上女性。
でも、そこにはウードが関係する秘密があった。
最期にやりたかったこと、罪滅ぼし。

話としてはやや中盤中だるみする部分はあるものの、ウォン・カーウァイ製作ということで、センスが光っていて、オシャレな映画だった。
見終わったあと、余韻というかノスタルジーな気持ちになった。
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