1950年代のロンドンで暮らすエイダ·ハリス(レスリー·マンビル)は 戦争未亡人です。誇り高き家政婦として日々勤しんでいたある日 契約先のクローゼットで運命的な出会いが！それは“クリスチャン ディオール”のドレスです。その美しさに魅了された彼女は ドレスを手に入れるために馳走します。そして涙ぐましい努力の結果パリに向かうのです。当時のディオール本店は 選ばれし上流階級の人々が訪れ そこで開催されるファッションショーでお目当ての新作を注文すると 仕立て直す一点もののオートクチュールです。家政婦のハリスには当然高い壁が立ちはだかります。高圧的な支配人のコルベール(イザベル・ユペール) もその一つですが 逆にハリスの人間力に魅了された応援団も結成されます。ハンサムガイの会計士アンドレ(リュカ・ブラヴォー)やモデルのナターシャ(アルバ·バチスタ)やシャサーニュ公爵(ランベール·ウィルソン)等です。
なんとも美しい“おばちゃん”のシンデレラストーリーだこと。人間幾つになっても夢も希望もあって当たり前でしょう！こんな楽しい大人のファンタジーを嫌いな人がいるのでしょうか？自分はいつかまたエイダ·ハリスに再会したくなるでしょう。幸せな時間の満喫ですよ。
