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ナワリヌイのくうのレビュー・感想・評価

ナワリヌイ(2022年製作の映画)
3.2
現ロシア政権の反対勢力 アレクセイ・ナワリヌイ に対する暗殺計画、情報妨害、拘束などをまとめたドキュメンタリー作品。

物語性は一切ない完全ドキュメントだけれど、物語として面白い。「面白い」と言っている場合ではないのですが、映画作品ですからね。

かの国をどう考えるか、このドキュメントは真実なのか、などは置いておいて作品の話をします。


政治活動家で弁護士であるナワリヌイのフットワークやトーク力は軽ろやかで前向き。

家族そろって美形だし、本当に俳優を使ったドラマのよう。

言論の自由があるように見せかけて実は統制されている状況は恐ろしい。そして、家族はよく人質に取られないなぁ…と思いながら見ていた。

有名になれば危険は薄まると信じていた。けれども、逆だった。

有名になれば居場所が分かりやすく目を付けられやすい。

世界が味方でも逃げられない。巻き添えになる人たちの状況にも不安感が高まる。

ドキュメントはラストに行くにつれ、普通の物語のようにサスペンス味を帯びていく。


かの国に興味のある人も、かの人に興味がある人も、政治物語が好きな人も「映画」として満足できるのでは。
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    「見た」はここに登録した時点から始めるつもりです。思い出したら以前の物も追記していくかも~。観賞メモとして利用する予定。評価は時々の気分なので気にしないでください。評点は2.5で「普通」基準。「好き…

    「見た」はここに登録した時点から始めるつもりです。思い出したら以前の物も追記していくかも~。観賞メモとして利用する予定。評価は時々の気分なので気にしないでください。評点は2.5で「普通」基準。「好き」→ホラー、サスペンス、歴史、ファンタジー、ヒューマン、etc「苦手」→少女漫画恋愛系、メロドラマ恋愛系、アメコミヒーロー系、動物可哀想系、闘病系 http://www.cinemarev.net/