玉造

ヴィレッジの玉造のレビュー・感想・評価

ヴィレッジ(2023年製作の映画)
3.6
「サンクチュアリ」で一ノ瀬ワタルの熱演を観てから、気になり鑑賞。

霞門村の財源はゴミ処理場の補助金と雇用だ。表向きは環境に配慮した健全な運用をしている裏で、不法投棄を黙認している。村長と議員は補助金目当て。狭い田舎の村で蔓延る闇、偏見、差別。

田舎暮らしに憧れて移住するものの、地域の人々や風習と上手く関われず、結局都会に戻る人も多いと聞いた。
狭い世界では同調が何より大事なのだ。それを能面を被った祭りで表現しているのか。無表情で歩く村民は無気味だ。

横浜流星のキラキラ美形はどこへやら。暗く、この村でしか生きる事しか出来ない青年を熱演。 弱そうに見えた恵一だけが、不正を告発したが、尊敬していた優は結局この村に同調した。長年同じコミュニティにいると変わろうとしても変われない。

一ノ瀬ワタルも良かった。
違う作品も観てみよう。
玉造

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