氷雨水葵

サメストーカー リターンズの氷雨水葵のレビュー・感想・評価

1.5
2023年67本目

みんな危機感ないの?

◆あらすじ
友人たちと夜の海で遊んでいたコートニーは、突然サメに襲われたところを、サメ研究員の青年デビッドに助けられる。

海洋生物学に憧れるコートニーは、サメについて熱心に語るデビッドに惹かれていく。

しかし、やがてデビッドに不信感を抱くようになっていき―――。

◆感想
連続で鑑賞。まぁ思った通り何も目新しさはなく、むしろツッコミどころが増した印象。そしてサメの出番はまたもやなく、2作目の俳優演じるストーカー、ブルース(本作ではデビッド)がパワーアップして再度襲来しただけの内容だった。とはいえ、あの手この手でストーカーする内容はアップデートされていた印象。スマホに遠隔操作アプリを入れ、母親まで取り込み、親友とコートニーに亀裂を入れ、最終的にはコートニーを追い詰める。ここらへんは割と見応えありなの…かな?(多分そんなことはない)
本作に限ったことじゃないけど、ヒロインたちみんな簡単に寝すぎ。「よく知らない相手」って自分で言ってるのに、なんでホイホイとベッドインするのかね。ストーカーへのイライラもそうだけど、ここらへんもずっとイライラしっぱなしで、気持ちのやりどころがない…。とくに本作では、母親と娘の恋人が共通しているときた。てか、髭生やしただけなのに、なんで気づかない母親。恋人をとっかえひっかえしてる設定だったから割とビッチなんだろうけど、ここらへんのアホ度が高くてもう無理。ただでさえサメの登場がなくて、気持ちが冷め(ダジャレじゃないよ)ているのに、どうしたらええねん。
本作で一番怖かったところは、コートニーが妊娠したってわかったときかな。サメ映画特有の「子どもたちも襲来か~!」じゃないけど、ああああサメ好きサイコパスの子どもを身ごもったかと、絶望しました。さすがに「父親だー!」という台詞には笑ったけど。
にしても、みんなあっさり死ぬのが悲しかったなぁ…親友くらいは頑張ってほしかったし、なんなら母親じゃなくて父親が生き残るエンドでもよかったと思う。ただ、クライマックスの灯台での攻防は面白かったです。サメ映画(ではないが)お得意の爆破エンディングでした!
氷雨水葵

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