このレビューはネタバレを含みます
ここではみんな無罪だって言う
…なんて言っていたけれど
本当に無実の罪で入所したアンディーにとっては
刑務所での生活はとても長く苦しい時間だったと思う
元銀行員で頭がいい彼は
はじめはとても大人しく、人と関わることを避けていたけれど、自分の得意分野を活かすようになっていく。
数年後、ある出来事がきっかけで監視役からも一目置かれる存在になっていくけれど、徐々に良くない方向へと…
自らの危険も顧みず行動したことにより、冷えたビールを手に入れたことだとか
諦めずに図書室をより良くしていったことだとか
アンディーの人柄には惹かれる部分がたくさんあったから
初めて見た時、他の人とは違うと思ったレッドやその仲間たちが彼に惹かれる理由がよくわかる
個人的にはなんだか憎めないトミーがあまりにもかわいそうでずっと後を引いているのですが……
夢や希望は危険だと、
そして刑務所での生活が長すぎると社会に戻った途端苦しくて。
犯罪を犯して刑務所に戻ろうか、それともここで自殺しようか
そんな気持ちになってしまうくらい生きづらいのに
脱獄したアンディーは希望を捨てなかったし、そんな彼を見ていたからこそ仮釈放のレッドも生きて会いに行く決心をしたのだと思う。
太平洋の青色が本当に綺麗で
あの場所でふたりが抱き合ったラストが好きだった
なにを話すんだろう、これからどうなっていくのか、全部見せずにこちらに委ねて。
初見でしたが、無罪を証明して信じてもらえる話だと思っていたのでびっくり。それでも好きなラスト。
モーガンフリーマン演じるレッドの語りも良かった
