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デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリームのYKのレビュー・感想・評価

3.7
デビッド・ボウイに関する映像、インタビュー、はたまた全く関係が無い映画等のシーンをコラージュして、ボウイの内面を探っていく映画。説明にあるボウイ本人によるナレーションの伝記映画とは全く違う。
デビュー後のボウイのキャリアを途中前後しながら描いていくが、ある程度背景を知らないと、良くわからないだろう。
ベルリン後、Let's Dance、戦メリでポピュラリティを得たあと、Tin Machineで過去を封印しようとしたり、90年代に入り音楽的にエッジを立てたものを作ったりしたキャリアについて、本人の言葉で語られている。
歌も多数流れるが、基本的にフルコーラスは少なく、この映画は歌を見せるものではなくて、歌と映像を用い、デビッド・ボウイというアーチストの内面を描く映画と理解。
はっきり言って、見る人を選ぶ映画だが、分かる人にとっては、高評価を得るだろう。
監督の構成力は素晴らしいと思う。
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