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デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリームのTeijijiのレビュー・感想・評価

4.3
冒頭の鳴り響く重低音のなか始まるライブシーンから何度も鳥肌が立ち、心臓はバクバク、頭はクラクラ、大好きだったボウイがそこに居た。

やっぱり最高にカッコいい。

優れたダンサーでもあり、役者でもあり、ソングライター、演奏家、ボーカリスト、あらゆる方面で全てがオリジナルでハイクオリティで何より
カッコいい。

本物のスターマン。

個人的にはグラム期のスパイダース フロム マーズ時代が一番好きなので、まるでカップルか兄弟のようなパフォーマンスを見せてくれていた
ミック ロンソンと袂を分ち、バンドを解散しアメリカに行ってしまった時は"なんでだよー"とか思ったものだけど、その後の彼の歩みやこの映画で語られる独白を見てボウイという人にとって
前に進む事が必然だったのがよくわかった。

その後もイーノ、ナイル ロジャース、ヴィスコンティらの優れたプロデューサーと組み、新たなスタイルを模索し続けて進化し続けた最高の芸術家だった。

語られる言葉、挿入される音楽、ライブ、古い映画やアート、カットアップされるイメージ、
素晴らしい構成でドキュメンタリーというより
この映画のキャチコピー通りにボウイを体験できた。

時間の都合でBESTIAでの鑑賞だったが、IMAXでもう一度観たい。
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