日活ロマンポルノ50周年記念作品の一つ。本当は「手」を借りたかったのですがレンタル中だったので、隣にあったこれを借りました。白石晃士監督はお名前を聞いた事はありましたが全く観た事は無かったです。
…という、中身をまったく知らない状態で観たので、まず、
SMの話なのか!!
という事に衝撃。
(今回レンタルしに行った時に時間が無くて、すべてほぼジャケットを見ずに借りてる。。タイトルだけしか見れてない)
個人的な感覚で行くと、
うーん…SMは私には合わないかも。。
なんていうか…体験が無いので共感もできず、その興奮がイマイチ自分には理解できなかった。
(これは人によると思うが…実際にSMをしない人でもSMモノが好きな方は居ると思うので。私は割と体験から感情移入するタイプなんだと思う。という事に、今回気付いた。やったら実は好きになるかもしれない)
ただ、
抱きしめられてる感じがする
っていうのは、非常によくわかる気がしました。
締め付けるとあったかい、的な感じかな…(ちょっと違うか)
全く違うかもですが、寒い時にきつい服を着てると、多少暖かく感じませんか?隙間が無いというか。それに似てるような。精神的安定感。
あと、好きな人が目の前で…みたいなのは、わかるなぁと思った。
感情の高ぶり。
まったくSMについて知らなかったので、最初は衝撃の連続!でしたが、それでも段々、何故SMなのか、SMがいいのか、は、何となくわかるような気も…
解放 って事かな?(精神の開放)
最後のほうを観て、そう思いました。
自分自身を解放する、というのは、最近のトレンドに合ってると思う。
しかも、ポルノ ってそれと通ずるような…
だから(日活50周年の)周年作品にはぴったりのテーマかも知れない。
ドキュメンタリー仕立てになっていて、これは実際にドキュメンタリーなのか、それとも仕立てだけで脚本通りに動いているのかがよくわからないな…と思って観ていました。(ただ、本作の監督さんが男性だという事は知っており(作中の方は女性)、ドキュメンタリー畑の方では無いような気がしていたので、創作なんだろうな、とは思っていました。今wikiを見たら、白石監督はモキュメンタリーがお得意な方だったんですね。なるほど)
が、最後に、企画が高嶋政宏さんと出て、さらに衝撃!!
結構重要な?役で出てくるのですが(メインでは全くないです)、そういう事だったのか…
凄いな。。
リアルでお好きなんですね!
あと、りゅうちぇるが出ててビックリしました。
こちらも重要な役です。比率的にもゲスト枠じゃなくて、かなり出てきていた印象。
根矢涼香さん、お名前聞いた事ありましたが、どの役…?と思ったら、この方がカメラマンさんでしたか!
(お姿はあまり出てこなかったのですが)
ロマンポルノって、こういうのもそのジャンルなのか…
以前、白石和彌監督の日活ロマンポルノリブートの作品を観た事があり(牝猫たち)、エモ系っぽい感じが結構好きだったので(だから「ロマン」ポルノなのかな?と)、今回も観たいと思って借りました。
その作品は恐らく「手」のほうが近いのかな?と思いますが、
いや~幅広い…
ストーリー的にあまり好みでは無かったのと(なんかどこへ向かってるのかがよくわからなかったというか、正直、ちょっと飽きた。ドキドキ感は低めかも…ただ家族が起きてこないことは願った、笑)、演者さんがそれほど魅力的ではなかったので(ごめんなさいほんと単なる好みです、お顔とかの。カノンは超好みのタイプだったけど!)この評価を付けましたが、題材的には好きです。
新たな体験でした。
知ることは大事だ。