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カラオケ行こ!のKOZOのレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
4.6
タイトル、ポスタービジュアルからいくとあまりピンと来なくてスルーしかけた…でもなかなかの評判の良さと以前にも書いた「野木亜紀子の脚本はハズレ無し」で鑑賞。

えー、こんな展開なん!?熱い。
漫画が原作、合唱部の中学生とヤクザの交流って有り得ないと思いつつも、ありそうな気も。
なるべく鑑賞前にみなさんのレビューを読まないようにしてたけど、ところどころで伝わってきていた“紅”、こんなにリスペクトされてるのね。エンディングテーマのバージョンも最高。確かに頭からしばらく離れんわ。
クライマックスにはちょっと泣かされた。

超個性的なヤクザの面々は面白かったけど、胃もたれする手前のいい塩梅の登場時間だったかな。それより合唱部の人間関係が好みだった。大人な副部長もちょっとひねくれた後輩くんも上手い。
部長が息抜きに出入りする映画部?のセンスも好きだった。

エンドロールのロケ地見てあれ?と思いつつ舞台はまた大阪。あのホテルって新今宮のちょっと場違いな星◯リゾートの…

シチュエーションはシュールだけど、観終わって振り返ると王道の青春コメディだった。笑えて泣けて…
冗長な部分もなくてグイグイ引き込まれた。さすが山下監督、そして野木亜紀子脚本。
観た回のTOHOシネマズ梅田はほぼ満席。
評判通りの良作だった。
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