“伝説のハガキ職人”は人間関係が不得意過ぎて…
多くの方が書かれてるけど、この主人公に共感、感情移入ができるかで評価が変わってくる。
主演の岡山天音はじめ、役者たちの演技の熱量は凄い。
でもせっかく与えられたチャンスをことごとく自分で失っていく姿に最後まで共感できず…。
何もかもむき出しで辛いことがあると酒に逃げて…後半の激白シーンで涙も鼻水も…な岡山天音、主演作は初めて観たけど、相当な難役だったろうけど凄かった。
『セトウツミ』を思い出した、久しぶりなチャラい菅田将暉、さすがの存在感。お笑いがテーマなのにあまり笑えるシーンがないのだけど、「承知！」のやり取りは笑った。
松本穂香、事務所の方針なのか大阪人なのに大阪弁の役が珍しくて天然な彼女役が魅力的だった。
後半のキーパーソンの仲野太賀、なにかと主人公を気にかけてくれる面倒見のいい売れっ子芸人、いい役だったな。令和ロマンが漫才指導をしていた板橋駿谷との漫才シーンも息ピッタリ。
脇役でいつも存在感を示してくれる片岡礼子のオカンも良かった。シングルマザーで息子があれだと大変やと思いつつ、突き放さず包んでくれる優しさは心地良かった。
ちょっとメジャーどころからマイナーな関西芸人がチョイ役でたくさん出てるのは楽しかったし、地元中の地元の歓楽街がロケで使われてるのはビックリ。
