TVドラマの脚本を巡って辛い事件が起こってしまい、そのことでなぜか取材殺到中らしい野木亜紀子さん脚本で､その方面からも注目作になっているのかしら？
『どんてん』『ばかのハコ船』『リンダ』『松ヶ根』のイメージを払拭しきれていない私には柔らかすぎる山下さん映画でした。
ま、でも『味園ユニバース』も『1秒先』も大好きではあるのですが。
圧倒的に素敵だったのは大人計画の宮崎さん演じるお父さんですよね。あんな風に焼き鮭の皮を受け入れる父親は一角の人物に違いありませんよ！
徹頭徹尾能天気で押し通す芳根京子さんもたまらなく魅力的でしたが。
山下さんが「パッケージ」をきっちりした水準の成果物（どうしても「映画」じゃないとダメ､というものでないのは残念ですが）に仕上げたその職人気質に賛同します。
