たまごやき

カラオケ行こ!のたまごやきのレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
4.5
綾野剛がヤクザのコメディ、という情報のみで観に行き、観てる間ずっと「聡実くん、すごいな~めっちゃ聡実くんやん...(※この時点で原作未読)」と思いながら、他の観客の皆さんと一緒にたくさん笑ったりじーんとしたりさせていただきました。

綾野剛さんが「齋藤くんは芝居が上手いのですぐに噛み合ってしまったんですけど、それをいかに噛み合わない芝居にするかが難しかった。そこを一緒に作っていきました」という趣旨のことを話されていましたが、お二人の醸す雰囲気、間のとり方すべて最高でした。
齋藤潤くんについては、狂児が紅を熱唱している中で淡々とチャーハンを注文したりするお芝居が私的にかなりツボでした(笑)
関西出身ですが、齋藤くんは豊中あたりの子かな?と思うくらい大阪弁も完璧で、あとで神奈川出身と知りびっくりしました。将来が楽しみな俳優さんです。

鑑賞後に原作を読んだところ、ものすごくうまく脚色されていることがわかり驚きました。
まさか映画観る部が映画オリジナルの設定だったとは。

ゴールデンカムイと同じ日に2本立てしたんですが、金カムが“実写化”の成功例だとしたら、カラオケ行こ!は“映画化”の成功例だと思います。
↑後半は綾野剛さんがインタビューで同じ趣旨のこと言われてたんですけど
たまごやき

たまごやき