のほほんさん

魔鬼雨 デジタルリマスター版ののほほんさんのレビュー・感想・評価

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トラボルタを探していたが、見つからず。
顔出ねーんだもん(笑)


勝手な想像だが、人が溶けてドロドロになるという技術が出来たことが出発点の映画だったのではないか。技術が先、ストーリー後付けとか。
そんな風に思ってしまうほど、クライマックスではまあ長々と溶ける様をこれでもかというくらいに見せてくる。これがまたきったねえの(笑)


酸性雨がやたらと降る、みたいな物語なんだと勝手に思っていたが、悪魔崇拝と関連していた。そのボスがアーネスト・ボーグナインで、なんか楽しそうに悪魔の儀式を執り行うばかりかなんとツノを生やした悪魔の姿にまでなる。その強いベースの顔が存分に活かされた素晴らしい御面相。


ウィリアム・シャトナーにトム・スケリットも出ているという結構な豪華メンバーなのだが、皆さんなしてこんな映画に?という感じもする。
きっとこの頃って悪魔崇拝とかオカルト的な作品が流行っていたんでしょうねえ。


地獄の絵が不気味な音楽をバックに延々映される冒頭が、凄く嫌悪感を催すもので良い。子供の頃に見ていたら結構トラウマになったんじゃないかと思う。
悪魔信者になると目が無いマイケル・マイヤーズみたいになる顔も中々不気味で、それら全てをひっくるめ、見るという楽しみが存分に味わえる作品であった。