のほほんさん

レザボア・ドッグス デジタルリマスター版ののほほんさんのレビュー・感想・評価

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恥ずかしながら初見。
しかし何かと言及される映画という意味で、古今東西見てみても本作はトップクラスと思われる。
知らないうちに物語からラストシーンまで知っておりました(笑)


私が映画ファンになったのは90年代末なので、本作も「パルプ·フィクション」もリアルタイムでは観れていない。
観れていた人が今さらながら羨ましい。
きっとニヤニヤしながら「パルプ·フィクション」を観たのだろうな。
オレンジは今回は強盗するぞ!とか思いながら(笑)


ぎゃいぎゃいうるさいピンクは、言っていることは割りと的を得ている。
1人冷静でカッコよく見えるブロンドはやっぱりイカれていて、ホワイトは人情家で素敵だけど、その辺むしろ本当にプロか?という感じもする。
ブラウンとブルーに至っては、ラスト近くまでどっちがどっちなのかわからんという(笑)


本筋とは関係ないし、かつまとまりもない会話が続くのになんだか聞き入ってしまうとか、時間軸をバラして行ったり来たりするうちに全貌が見えてくる展開、それを彩る(知ってるかどうかは別にして)なんか良い感じのBGM。
魅惑のタラちゃん劇場はデビュー作で出来上がっていたのだな。
ただ、それが洗練され完成された後作たちに比べ、やはり本作にはどこか毛羽立った荒削りさがあってそこもまた良い。


全く関係ないけど、ブシェーミが意外とスタイルが良かったのを初めて知りました(笑)