緑雨

丹下左膳餘話 百萬兩の壺の緑雨のレビュー・感想・評価

丹下左膳餘話 百萬兩の壺(1935年製作の映画)
4.5
丹下左膳と矢場の女将の口論、場面切り替わるや、途中省略で・・・絶妙の間で繰り返されるワンパターンの演出は、わかっていても笑わされる。導入部分も素晴らしい・・・

最初に柳生家の当主と家老が登場→婿養子に出た弟君と奥方→クズ屋のコンビ→金魚を飼う坊主と父ちゃん→矢場で働く娘たち→女将さん→丹下左膳・・・と順繰りに、じっくりと、主要登場人物を印象付け、その後の展開で壺をめぐり彼らを巧妙に絡ませながら話を創り上げていく見事さ。

左膳と女将さん、源三郎と奥方の掛け合いも楽しい。

センス抜群。
緑雨

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