このレビューはネタバレを含みます
行方不明になった偉大な冒険家の父へのコンプレックスを乗り越え、アヴァロニアを救うために嫌いだった冒険に出かける息子サーチャーの物語。
サーチャーからしたら父親は冒険家でありながら、家庭を顧みなかった父親。自分はそうはありたくないという想いを持つのも当然だと思う。
地下の世界に迷い込んだら父親がいて親子三代。それぞれの世代の考えが浮き彫りで面白い。悪役はいらない、生き物を殺したくないというイーサンはとても今っぽくリベラル。
もうひとつの世界自体が生き物で、生き物のためには電力源としていたパンドをあきらめるしかない。環境共生みたいなテーマ。治癒!