ガブXスカイウォーカー

大忍術映画 ワタリのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

大忍術映画 ワタリ(1966年製作の映画)
3.6
全編に渡って豪快かつ自由自在の忍術を見せつけてくれる快作。(特撮の定義にもよるが)数十秒に一回特撮カットがあると言っても過言ではない。美術もよく作りこんであり、当時の京都東映の実力の高さがよくわかる(なお本作で培われたカラーでの撮影・合成技術のノウハウや、金子吉延、牧冬吉、天津敏らのキャスティングは、そのまま翌年のTVドラマ『仮面の忍者 赤影』に継承された)。
でも脚本は子供向けなので微妙。途中で必然性もなくミュージカルが始まっちゃうのはドッチラケだ。くノ一もたった2人しか出ない。バトルばかりで飽きる。だが、娯楽に徹した忍者アクション映画は一見の価値ありだ。