13才の少年バスティアンと16才の少女クロエ。子供から少し成長し思春期を迎えた2人のひと夏の物語。
無邪気に遊んでた頃とは違い、特に年下バスティアンの方が、クロエを女性として意識している感じが初々しくてニヤけてしまう。
クロエはクロエでバスティアンを弟のように扱っているようで、時に試すような行動に出てみたり。
もちろん13才と16才だと年の差の壁のようなものもあって、そんなリアルを突きつけてくれるあたりも良いなと。
2人の心の探り合いが、ちょっとくすぐったかったりハラハラしたり、いつの間にか観ているこちらは保護者目線で見守ってました。
16ミリフィルムの風合いやひと夏の出来事という意味で、少し前に観た『アフターサン』に感じが似てるなと思っていたけど、最終的には・・・
鑑賞後の余韻は少し違ったものになっていて、エンドロールが終わっても沈黙が続いていましたね。
こういう何とも言えない余韻を引きずる感じは嫌いじゃないです。