金の国 水の国の綾のレビュー・感想・評価

ああ、いいなあ、みんなが話せば通じる人たちって、本当にいいなあ、とボロボロ泣いた。きちんと向き合えば誰とでも通じ合える、正しさが正しさとして機能しているこの感じ、本当に大好き。いとおしかった。

ウクライナで、ガザで、どうしてこうはいかないのか。人間性が、言葉が、どうしてあれほど力を失っているのか。どうして、どうして、現実ではこうはいかないのか。

純粋な作品への感動とともに言葉にならない悔しさ哀しさが湧きあがって、涙が止まらなかった。