綾

チャーリング・クロス街84番地の綾のレビュー・感想・評価

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映画化されてるとは知らず、慌てて観た。Netflixありがとう…!

やっぱり本を愛する人に悪い人なんていないんじゃないかと思ってしまう。

映画のヘレーヌは渡英したけれど、たしか実際は一度も行かなかったんじゃなかったっけ…?
江國香織さんのエッセイにあった、実在のその街とはまた違う「私だけのその街」みたいな話を思い出した。半分幻想のような。会えなかったからこそ美しく、行かなかったからこそ永遠に憧れであり続ける。なんだかいとしくて泣いちゃいそうになるな。

は〜〜〜私も行きたいよ英国〜〜〜!

物質的貧さが良いなんて絶対に言わないし思わないけれど、ものすごくご馳走のハムや、イングランドからアメリカに渡った素敵な装丁の古書たちを見ていると、私たちはあまりに物に溺れすぎているなと不謹慎な羨望を抱いてしまった。

あとタイプライターが素敵すぎて、観た後タイプライター風キーボードめっちゃ検索しちゃったあるある…!
綾