友

イチケイのカラスの友のレビュー・感想・評価

イチケイのカラス(2023年製作の映画)
3.7
ドラマを鑑賞済みで見た。

ドラマの頃から権力からの圧力や
日本の慣例という名の"忖度の圧力文化"に
ことごとく対決していたドラマだけど
この映画化でもブレる事なく同じ。
日常、圧力を感じて生きてる身としてはスカッと見てて気持ちいい。
しかも今回の圧力は凄く身近。
何かの組織に属していれば本当に何処にでもある圧力を描いている。
その切なさ、苦しさ、痛みをしっかり見せている。

真実を知らないまま人を裁くことができるか

真実を知らないまま人の弁護ができるか

真実を知らないまま犯人だと問う事ができるか

刑事裁判において
裁判をする事において
そもそもその疑問が湧かない状態で行うものだと思っていた。
ただ、検事が捜査をするのも異例としてドラマになり、裁判官も異例としてドラマになった。
これは実際どうなんだろう。
「法律では捜査していいと決まっているけど、昔からの慣例でしないもの」
なのか
「法律では捜査の権限はあるけど、警察や検察に忖度してしないもの」
なのか。
それが普通で当たり前で常識で
真実が分かってる上で人を裁く事が普通じゃないのか。

このドラマを見てると実際の法律家達の追求力がどうなのか気になる。
友