江戸時代に直線で曲線を書く方法で日本地図を書き切った人達のお話。
正直伊能忠敬さんの事は知らなかった。
知らなかったけど、スゴい人がいたもんだ。
正確に言うと日本地図というよりは
日本の外周地図となるんだろうけど、
それだって当時一般市民の移動手段としたら徒歩か籠か馬で。
単純にどこかの宿舎から海岸線まで行って測量してまた宿に戻るって事自体がめちゃくちゃ大変だったろうと思う。
幕府からの助成金があったとしても、
労力が半端ない。
そんな人が道半ばで亡くなってから物語が始まってるのがこの映画の面白い所だと思う。
まさか人情話や機転の面白さに繋がるとは思ってなかった。
そして役者人がみんないい感じに薄くて、いい感じに庶民感があるからこそ、団結力とコメディ力が際立つ。
松ケンとか、現代でも江戸時代でも良いキャラしてて実際居そうで面白い。
最後将軍に対しての切り抜け方も実に良かった。これぞ慮る文化そのもの。
粋ってやつですな。