まめじろー

映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)のまめじろーのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

のび太が「ドラえもーーーん!」と叫び呼んでのタイトルが出るスタイルが子供の頃に観ていたドラえもん映画を思い出す始まりでとても良かった。
あの叫びがないとドラえもん映画感がないといつも思っていた。

タイムツェッペリンで快適な空の旅も良いが、インスタントひこうきセットで自由に飛んでみるのも楽しそう。

パーフェクトネコ型ロボットのソーニャ、クリオネラのキャラデザが好き。
クリオネラが攻撃態勢に入る時にバッカルコーンを再現していて良かった。

三賢人達は怪しさしかなかったが、新聞記事になっていたレイ博士が操っていたようなのでロボットだったのだろうか。

しつこい虫のカラーリングがドラえもんだと思っていたので伏線回収してくれて良かった。
再会を果たしたドラえもんとのび太にはグッと来るものがあった。
お互いを支え合っている友達との再会ほど喜ばしいものはないだろうと思う。

最後の爆発を自分の意思で決めたソーニャに胸が熱くなったが、エンディングでまた会えたのでいつかドラえもん達にも会いに行ってくれると信じている。

ユートピアはあって欲しいが、1ヶ月ほどの滞在だけで良いかもしれない。

とても分かり易いストーリーで洗脳されていく友達を前に戸惑ったり恐怖したりする心情が丁寧に描かれていたと思う。
良い子になってしまったジャイアンやスネ夫はなんか、こう、違うよね…という気味の悪さもあり、元に戻ったジャイアンのニヤリとしたいつもの顔がとても良かった。待ってました。

そのままの自分で良いというメッセージがとても良い作品だった。

ゲスト声優達は少し気になったが良い映画だった。