このレビューはネタバレを含みます
あの立場でセクハラを受けたら…
そりゃ示談に応じてしまう…
権力に勝てない屈辱が強烈に伝わり序盤から涙が止まらなかった。
ロウィーナは夫に過去の話をしていなかったし、
ミラマックスのアシスタントを探して会えた時に彼女が言った「私を見つけてくれた」、
そして乳がんの手術の前に朗報を受けたローラの泣き笑い、体の傷より心の傷の方が重い…
夢ある仕事を人質に取り人を軽んじることの罪がそれぞれの一瞬でかいま見える、その上で証拠としてワインスタインの音声を披露。
2019年の「スキャンダル」と違い直接的な描写がないので、そこを消費される不快さもなく映画の目的がハッキリしていた。
あの仕事をしながら家庭を運営できるとはジョディもミーガンも超人だなと思うけれど、夫がきちんと両輪になっていてその関係を作り上げたことがまず超人。関係作り、環境作りが一番難しいんだよ…
あと上司のレベッカも超人なんだけどネックレスがポイントのお洋服がどれも素敵だった。お洋服くらいなら、真似できそうと思う。
