社会現象となった#MeToo運動のきっかけとなった映画プロデューサーによる性暴力事件のニューヨークタイムズ誌による報道に至るまでを描いた作品。
別に狙ったわけじゃないけど、性被害、圧力、忖度、等タイムリーな話題があるこのタイミングで鑑賞。淡々とインタビュー形式で進むけど、思わず見入ってしまうしすごい考えてしまった。誰もが知る通り記事にすることに成功するわけで、勿論その記者達の粘り強さも凄いと思う。けどやっぱりそれはオンレコで取材に応じてくれる人がいたからで、その取材を受けるのにしても、名乗り出ることやオンレコの許可を出すことに膨大な勇気が必要だったんだよなあ。自分の過去はどうにもならないが、これから被害に合う人を救えるかもしれない。この意思で踏み切った被害者達の声が、例の運動に繋がるんだから本当偉大。他にも、知ってたのに言えない人がいることや、当事者が生きてる間の出来事ということにまた思う事が色々思うことがあるけど、多分立場の違いで色んな感じ方をするんだろうから敢えて主張はしないでおきたい。でもあくまで事実を知る意味で、この作品を観といてよかった。
