安倍晴明が陰陽寮の学生から陰陽師となるまでを描いた作品。
呪術の天才と呼ばれた晴明は、貴族の源博雅から、想いを寄せる徽子（よしこ）女王を襲う怪奇現象の解決を依頼される。同時期に学生が変死体で発見される。学生達には、この事件の解決が課題として言い渡されるが、背後では巨大な陰謀がうごめいていた。
2つの事件を同時に解決していく流れや、淡々とした晴明とピュアで素直な博雅の距離感を眺めてるのは飽きずに楽しめた。ただ結局背後にあった陰謀がしょうもない内輪揉めで、呪術じゃなくても良かったのではとかも思ってしまったし、分かりやすい展開でちょっと残念。和製ファンタジーの胡散臭くダサいCG感がどうも苦手で、本作も例外ではなかった。今回はゼロということだったけど、続編作るのであれば、もっと呪術っぽい難解な敵に期待！
