やまゆう

2つの人生が教えてくれることのやまゆうのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

薬局で妊娠検査薬を見ると、私は結構ビビってしまう。これがプラスかマイナスで私の人生計画が180°変わるんじゃないかと思うと怖い。
どうしても女性が生きていくには、この瞬間は必ずやってくるんだなと。

こんなに女性がやりたいことができる時代になっても、子供は女性から生まれるんだし、何よりも子供が優先になる気持ちは子どもがいない自分にも分かる。子供から電話がきたら、心配でテキサスからロスまで飛んでっちゃう。笑

子供を産んでから、お母さんに励まされるシーン
"どれだけ母親になりたかったとしても、
母親じゃなかった自分には戻れない。
自分を手放すんだから、
受け入れるのに時間がかかるのは、当然"
的なことを言ってたのが心に残ってる。

妊娠検査薬がマイナスだった人生だって、自分のキャリアを追う中で恋愛も楽しむんだけど、友達のベイビーシャワーで何もうまく行ってない自分と他人を比べちゃう気持ちもわかってしまって。

ナタリーのすごいところは、どっちが先で、どっちが後でも、パートナーが誰であれ、ちゃんと自分の幸せを1番信じていたこと。
I'm okayって。
単純だけど、だから自分の心に響いてくる。
自分のこと信じて、努力して夢を実現させたこと。
子供がいてもいなくても、自分次第だな。

人間どこか、ないものねだりって誰にでもある。
どっちに転んでも幸せを信じていいんだなって。
見終わってから明るくなれた。
何より、女に生まれてよかったと思った。笑
いつか妊娠検査薬を使う日、幸せを信じて
希望が持てますように。
やまゆう

やまゆう