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ルードボーイ:トロージャン・レコーズの物語のSoulFoodKitchenのレビュー・感想・評価

3.8

ルーツレゲエが世界的に認知される前のスカ、ロックスタディはイギリスではトロージャン・レコードを通してモッズとかスキンヘッズ等を中心に支持され盛り上がった。
一世を風靡したミュージシャン等のインタビュー中心に語られて、再現フィルムも挟まれて当時の歴史を含めて勉強になったな😎

スキンヘッズは白人至上主義でレイシストのイメージがあったのに、移民であるジャマイカンの音楽を支持したのか長年の疑問やった🤔
調べてみたら、スキンヘッズは、この映画で語られる 60年代と70年代後半のリバイバルの流行があったみたいや。
特に1979年からのサッチャー政権下のスキンヘッズ達は不況の煽りも受け国民戦線の活動にも刺激されて排他的で移民達へのバッシングに走った😤
この辺は「白い暴動」や「カセットテープ・ダイアリーズ」でも詳しく描かれてる。
逆に60年代のスキンヘッズは労働者階級を中心とした若者達の間で盛り上がり、同じ労働者階級であるジャマイカンや移民にも共鳴した。
シンボルである坊主頭も当時、中産階級を中心に盛り上がったヒッピーに対抗する意味合いもあったみたいや。
因みに、ルードボーイはジャマイカの不良をさすスラングや😎
トロージャンレコードは結果的にルーツレゲエ等の新しいレゲエに乗り切れずに1975年には倒産してしまう😣
しかし、パンク以降のクラッシュとかスペシャルズ等のツートーンレーベルを通してイギリスのみならず世界中の音楽に多大な影響を与えた⭐️
正直、僕はボブ・マーリーやダブの衝撃が大きすぎてルーツ以前のレゲエは、それほど聴いてこなかったけど、レゲエ好きにはイギリスでのジャマイカンの文化的な背景を知る上でも見て損は無い映画や思う🥳

イメージフォーラムは平日の昼間にも関わらず普段は見ない明らかにレゲエ好きも来てて面白かったな❤️
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