叡福寺清子

CONTROL コントロールの叡福寺清子のレビュー・感想・評価

CONTROL コントロール(2022年製作の映画)
3.2
予告にて,掌クキクキの念動力で人が面白いように折りたたまれるシークエンスに惚れた三遊亭呼延灼です.こんばんわ.
本作は未体験ゾーン2023にラインナップされている一本.同イベントでは毎年のように『目が覚めたら密室でした』系作品が上映されている気がいたしますが,実際のところどうなんでしょう.超能力要素の加算で,去年の「アクセル・フォール」じゃんとツッコんだ方もいらっしゃいましょう.で,どちらに軍配かというと,微量ながら本作がスコアは上でございます.やはり超尿力(マジ誤爆しましたが面白かったのでネタにしました)・・・じゃない!超能力で人が折りたたまれる映像のインパクトは良きモノでございます.
私ら夫婦には子供がおりませんので,アイリーンさんが最後の決断に至るまでの想いの深さ重さは理解できませんが,旦那であるロジャーさんがクズなのは理解できました.いるんですよねぇ,あーゆーアル中.ほんっと,迷惑千万でございます.
旦那といえば,上の階層でずっと独り言言ってた人がオリジナルなんでしょうか?で,倒される事前提でクローン作ったっていうんだったら,なんかものすごい割高な開発事業な気がいたします.
旦那といえば,飲食物が搬入されてきた時に旦那は何してたの?という疑問に気づかないアイリーンさんに違和感がありました.アイリーンさんは物性物理学の教師を目指すくらいにかしこなんだから,そこは気づいてほしかったです.そっから実は旦那も一味?とかって疑心暗鬼展開もあったんじゃないかしら.で最後の砂ケージで誤解が解ける皮肉なお話・・・と思ったら兵隊さんガガガって感じ.
砂といえば,排泄ってどうしてたんでしょうね.いくら夫婦だからって,あの部屋でお互いたすのは拷問に近いような気がいたしました.