懐かしのミュータント・タートルズが最新の3DCGで復活。
自分自身がそこまでファンではなかったのですが、お付き合いで鑑賞してた映画。高評価も頷けるハイクオリティな映像作品でした。
□ 3DCG
ミュータント・タートルズは実写でも放送されていたキャラクターですが、今回はアメコミの漫画テイストそのままに、2Dと3Dの融合をはかった画期的な映像。
好き嫌いは分かれるかもしれませんが、「スパイダーバース」と同じ手法ながらも、オリジナルのアメコミに近い、ちょっとダークなニューヨークの裏路地感がしっかりと描き込まれた世界観が素晴らしかったです。
個人的にはミュータント・タートルズは実写より絶対こっちのほうがいいよねって思います。
□ ストーリー
ミュータント・タートルズっていう昔からあるキャラクターをベースに、Z世代向けの価値観やルッキズムなどにも配慮し、現代のシナリオにアップデートされた新世代向けのミュータント・タートルズ。
ミュータント・タートルズそのものは1980年代から続く歴史がありますが、本作はいわゆる「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」の近作をベースに新世代向けの作品として作られているようで、その辺が、観に行く世代によっては、なんか違うな~と感じるかもしれません。
ストーリーも、悪の軍団、ラスボスも出てくるのですが、そんなに悪い奴らではなく、見た目がグロテスクなので虐げられていただけで、話せばいいやつじゃん、俺らも亀で友達いねぇし仲良くやろうぜっていう緩さが、今風でした。
個人的には、ジャーナリストのたまごのエイプリルがゲロを吐きまくるところとアメリカンジョークに乗り切れなかった感はありますが、懐かしさの中に映像の進化を感じることが出来た映画となりました。
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