ガブXスカイウォーカー

ゼイラムのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

ゼイラム(1991年製作の映画)
5.0
《あらすじ》
脱獄凶悪犯ゼイラムは追跡部隊を瞬殺し、地球へと向かう。女賞金稼ぎのイリア(森山祐子)とボブ(声:半田雅和)は地球に先回りし、ゾーン(疑似戦闘空間)を張って待ち受けるが、民間人の電気工、神谷(螢雪次朗)と鉄平(井田州彦)が紛れ込んできて・・・・。


初見は1991年、クリスマスの夜にボッチで新宿(池袋かも?)の小さい映画館。観客は俺みたいな男が数人のみだったのは哀しい思い出だ。
それはともかく、今回27年ぶりに鑑賞しても、本作は雨宮慶太の最高傑作(次作の『仮面ライダーZO』も)だ。初劇場公開作品だと言うのに、画面の隅々までこだわり抜き、予算3千万円とは思えぬ映像に天才的センスがうかがえる。
とくに森山祐子のバトルスーツを装着した凛々しい姿は圧巻。彼女とアクションと特撮の融合こそ本作品の真骨頂であろう。まだCGのない時代の手作り感あふれる特撮アクションをぜひ味わってほしい。

それにしてもゼイラムは何しに地球に来たのであろうか? 『ウルトラマンレオ』の宇宙人たちのように快楽殺人が目的か?