しょうた

親愛なる日記 レストア版のしょうたのレビュー・感想・評価

親愛なる日記 レストア版(1993年製作の映画)
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予告編を見てあまり惹かれなかったが、知人がSNSで公開当時に大ファンになってイタリアまで行ったという話を読んで観に行った。
知人も第一章が素晴らしいと書いていたが、頷ける。
当てもなく古い街をバイクで行くロードムービー。散歩しながら建物や人々の暮らしの断面を味わう、ということを忘れていた。一番それを経験したのは2年前の緊急事態宣言で自宅待機となり、時間を持て余して近所を歩いた時だった。
イタリアではどうなのだろう。むしろコロナ以後、映画の主人公のように道行く人に一方的に話し掛けることはますます警戒されるのではないか。
特別出演?のジェニファー・ビールズが彼を「ずれてる」「ほとんどバカ」などと呼ぶのは、今なら「アスペルガー」「ASD」などと言われてしまうだろうか。
人々のダンスシーンは最新作「3つの鍵」のラストシーンにもつながる。
一章のラスト、キースのケルンコンサートがこんな風に使われるとは…
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