突然迫られた選択。
あの時こうしていれば…
ストーリーに詰めの甘さを感じるが、やっぱり音楽がテーマでこういうハートウォーミングなドラマは泣ける。
人気グループの一員だったヴィンス。
今はほぼプータロー状態だけど、音楽の道を諦められずにいる。
ある日ストリートライブをしている時に青年スティーヴィーと出会う。
まず個人的な意見ですが、主人公ヴィンスの服と音楽がダサい。
しかもあまり歌も上手くない。
「こりゃあ売れないわ」って素人でも思うくらいちょっと残念仕様。
前半は態度も偉そうだし観ていてなかなか痛い。
そんなイケてないヴィンスだけど心を閉ざした子供達に一歩踏み出す勇気を与えられる能力を持っている。
だがしかし
彼特有の雰囲気とか言葉とか子供を目覚めさせる必殺ポイントが劇中に表現されていれば説得力もあるんだけど、普通のおっさんが優しくする程度でなぜ心を動かされてるのかさっぱり分からない。
まぁ酒の一杯も飲む金すら無いのにバスに乗ったりステージを作ったりと色々ツッコミどころはあるんですよ。
でもスティーヴィーの優しさや真っ直ぐな思いにやられたわ。
大きな一歩を踏み出す門出。
温かくて清々しい気持ちになる結末。
一途に好きなものを追求するって素敵だなぁと感じる単純男の俺でした。