みりお

近江商人、走る!のみりおのレビュー・感想・評価

近江商人、走る!(2022年製作の映画)
3.8
世界初の先物取引が、日本の堂島で始まったという史実に基づくお仕事ムービー✨
江戸時代にアイドル商法を初めてみたり、なかなか突拍子もない描写がポップに続くので、苦手な人は苦手かもしれないけど、私はすごく面白かったです❣️

そもそも近江商人とは、近江国(滋賀県)に店舗を構えつつ他国へ行商して歩いた商人の総称だそうで、大坂商人、伊勢商人と並ぶ日本三大商人のひとつだそうです👀
自分の足で歩いて、需要や地域による価格差などの情報を仕入れることで大阪・京都はもちろん、江戸にまで進出して豪商に発展していき、全国的規模の商品流通の礎を築きました✨
なんと伊藤忠商事の創業者・初代伊藤忠兵衛もその一人だそうです🌟

印象的だったのは、経営哲学のひとつとして知られる「三方よし」が、近江商人発祥だったということ✨
『ファースト・ペンギン』でも何度も取り扱われてたから、気になってたのよね👀💓
あらゆる人への義理を欠かさないことで、苦境に陥ったときに、昔助けた誰かに助けてもらい…持ちつ持たれつで商売が大きくなっていく様子に、ビジネスの原理原則はこの時代も今も同じだなぁと感じました😊👍


【ストーリー】

大津の米問屋・大善屋で丁稚奉公することになった銀次(上村侑)は商才を発揮し、店の仕事はもちろん、さまざまな方面で町の人たちを助けていたが、悪辣な奉行の罠で大善屋が千両もの借金を背負わされてしまう。
銀次は店を守るため、大津と15里離れた堂島の米の価格差を利用した裁定取引を思いつく。
飛脚でも半日かかかる距離を越え、情報を迅速に入手するため銀次は仲間とともに作戦を練る。
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