タイトルと簡単な粗筋から、逆転劇を期待して鑑賞。
生涯何度目かの単独(ホール内にわたしひとり)鑑賞。
主演映画撮影中にスキャンダル写真が出回り撮影中止になり業界から干された若手美人女優。
主役のその映画のメイキングを担当していたフリーの映像ディレクターは、映画監督志望で、一年後偶然再会し、なんやかんやで女優が弱小劇団の公演に参加することになりそのメイキングディレクターに・・・。
映画の焦点が「弱小劇団あるある」に当たっちゃっている気がしてゴニョゴニョ。
や。わたしも昔、弱小劇団にいたからよくよくよくよくよくよくわかりはするんだけど・・・。
こんないい加減な劇団ないと思う人もいるかも知れないけれど、こんなの凄くちゃんとした方で・・・ゲホゲホ。
まぁスカスカです。
なんとなく、企画の段階では色々伏線も散りばめられて、ソレが綺麗にまとまる話だったけれど、撮影時のトラブルで削らざるを得なくなり、削った分を劇団やアイドル事務所あるあるで埋めて水増しして、ぼやかして終わりにした印象。
作中のゴタゴタが現実になっちゃった入れ子スタイルと言えば格好いいかも知れない・・・根拠はないですが。
投げっぱなしの伏線や、ペラペラな展開もその名残と考えれば納得がいくかなぁと。
普通にタイトル通りに炎上で宣伝する作品のが良かった気もする。
コメディぽさが希薄だった気がするのも・・・。
なんかいろいろブレブレで、でもどれかに芯が通っていれば、面白さも貫けた感じの映画でした。
