上映当時、ポスターやチラシで興味を持ち観る予定だったが見逃した映画をDVDにて鑑賞。
ティム・バートンでこの画風なので、なんかそんな感じのファンタジーをイメージしていたら、実話ベースの物語だった。
男運が悪い主人公は、子供を連れ夫から逃げて街へ出る。
当時はアメリカも男性主導の社会で、女性が子育てしながら生きるのが辛い時代。
彼女は絵を描く才能こそ有れど、それしかない。
絵を通じて、親しくなった男性と恋仲になりスピード結婚。
・・・そんな悲哀劇。
字幕では「夫から逃げる」吹き替えでは「夫を捨てる」と、まったく違う訳になっていた気がするが、元々どっちなんだろう。
特典を観ると、あの裁判のシーンは誇張ではなく、抑えたらしい。
現実はもっと突飛なパフォーマンスがあったようだ。
エンターテイメントとして、むしろその突飛すら誇張したくなるとも思うが、そこを抑えて流れを整えるのが才能なんだろうね。
思っていた話とは違うけど、これはこれで面白かった。
ちょっとおかしく思う展開もないではないが、事実ベースなら仕方がない。
もともと、このイラスト・・・絵画に引かれて興味を持ったこともあり、元の絵画にも興味を持てた。
まぁ目の大きな人物画って、日本のアニメや漫画は大体大きめだから、ヲの字に刺さるデザインではある気がしなくもない。