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正欲のtakaのレビュー・感想・評価

正欲(2023年製作の映画)
3.9
水フェチではなく、水に性的な衝動を感じる男女が差別と偏見の現代の日本に生きる難しさを淡々と描写していくことで多数派である観客の常識を深く問うていく。新垣結衣演ずる夏月のラストのひとことは、この息苦しい社会に生きるマイノリティへのエールかもしれない。
LGBTQへの差別と偏見にようやく気がついた日本社会にはまだまだたくさんの課題があるのだと気づかされた映画でした。
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