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ウィッシュのawasakanaのレビュー・感想・評価

ウィッシュ(2023年製作の映画)
3.8
ディズニー100周年を祝う大作(というほどでは無いけど…)日本ではスマッシュヒットしているようで良かった。
 最近、割と顕著にポリコレに振り切った登場人物や背景、ストーリーを連発しているディズニーの決定作❗️のような作品。簡単に言えば、有色人種の主人公と仲間達が支配者である白人に立ち向かい、自由を勝ち取る内容だ。アメリカ等であまりヒットしないのは、この辺りが白人層には不評だからか…と考えるのはうがった考え方だろうか。
 肝心のストーリーは、コンパクトにまとめられており、起承転結の転の部分を端折ったような印象だった。ヒロインが少しの窮地に陥るが、割と簡単に逆転してしまい、紆余曲折や各々のキャラクターの背景はほとんど説明されないまま、悪役の王様=福山雅治さんが倒される…
 肝心な人々の願いに関しても、人の力に頼らず、自分で夢を叶える尊さを説いているが、願いや夢の叶わなかった人の救済や、夢や願いが無くとも生きていく事の大切さについてはほとんどスルーされているのが気になった。
 また、マスコット的なキャラクターのスター?も可愛いのだが、(ヤギがマスコットキャラ?)余り印象に残らない。
 個人的には短時間で上手くまとめられていると思うし、余計な部分を削ぎ落としたストーリーにも好印象でした。
 吹き替え版を鑑賞したのですが、ヒロインのアーシャを演じられた生田絵梨花さんの演技と歌は素晴らしく、福山雅治さん演じる王様も悪役して上手く演じられていました。
 総じて可もなく不可もない作品でしょうが、私は好きな作品です。
 ディズニーファンは是非、鑑賞してみて下さい。
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