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怪物の木こりのawasakanaのレビュー・感想・評価

怪物の木こり(2023年製作の映画)
3.9
普通にめちゃ面白い、サイコパスVS謎の殺人鬼の息詰まる攻防を描いたサスペンススリラー。冒頭から亀梨和也さん演じる主人公、二宮のサイコパスっぷりに惚れ惚れとする。(被害者?も相当なクズっぷりだから、特に何も思わないが…脳科学者の中野信子さんがサイコパス監修を行っているらしく、気合いが違うぜ!)
 巷で被害者の脳を奪い去る残忍な連続殺人鬼が跋扈する中、弁護士の二宮がそれらしき仮面の怪物に襲われる。思わぬアクシデントで難を逃れた二宮だったが、生来の頭の良さから、この犯人はサイコパスを狙った連続殺人であることを突き止める。自らの過去の罪を隠蔽し生き存える為、殺人鬼を返り討ちにする事を決意する二宮。一方、連続殺人鬼の被害者の共通点を見つけた警察の戸城(菜々緒さん演)は、犯人を捕まえるべく、辛くも生き残った二宮への接触を通じて、犯人像に近づいて行くが…

劇中で明かされる、二宮を含めた被害者の頭に隠された共通の秘密がSFチック過ぎ、そこに引っ掛からずに展開を楽しめるかが作品を楽しめるかの分かれ目だが、自分は「ブラックジャック」等でお馴染み?の設定ゆえに特には気にならずに鑑賞出来た。
 二宮と怪物の木こりの息詰まる攻防と、戸城達警察の必死の捜査が並行して描かれ、最終的に繋がる驚愕の結末へと突き進んでいく。
 最後には人としての幸せを掴んだのではないかと思わせる二宮。最後の最後まで目が離せない良作です‼️
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