フランスの人里離れた雪山の山荘で、1人の男性が転落した。発見した男性の11歳の息子ダニエルは視覚障害があり、すぐさま母親に助けを求めるが、男性は既に事切れていた。
当初は単なる転落による事故死と思われたが、不審な点がいくつも見つかり、妻でありダニエルの母のザンドラに疑惑の目が向けられる。
捜査が進むにつれ、仲睦まじいと思われた夫婦の実像が次第に浮かび上がり…
果たして、彼女は夫を殺害したのか?
夫婦間における双方の思いやり、気遣いがいかに大切かが分かる作品。
親しく身近な存在だとしても、それを忘れてしまい、自分の思うがままに振る舞えば、必ず終焉の日は訪れる。
誰しも、心に留めておかなければならないと強く思った。
また自らの夢や希望をいつまでも持ち続ける事の難しさ、諦める事の大切さも強く感じた。
何者かになるのでは無く、何者でも無いままに平凡に生きて生涯を全うすることの意義に関しても、改めて考えさせられた。
あっ、ミステリーサスペンスとしても、とても面白い良い作品ですよ!オススメです‼️