ディズニースタジオ創立100周年記念作品ということで、いかにもな作り。逆に無難すぎて、作品的な特徴や良さが少ない、残念な出来。
話は途中で捻じ曲がっていくし、ズートピアの精密さからは考えられない、一昔前のTV放送のみ用アニメの脚本クオリティ。
いま風な意識高いキャスティングと展開は忘れてない。主人公はメキシカン系だし、一番仲間思いな友達はアジア系で障害があるし、敵はいかにも白人勝ち組って感じの男。女たちが勇敢だし、行動力あるっていう。
日本語吹替版の自分大好きマグニフィコ王、結婚式会場のエセ牧師くらい滑舌悪いなと思ってたら、福山雅治だった😅
この人も、背景ちゃんとさせた割には、結果的に作品に反映されたキャラ作りの底の浅さでガックリ。
でも何が一番気持ち悪かったって、奥さんの見切りの付け方の早さと対応だよ。いや、おかしいでしょ。愛は？経緯は？きみはロボットか。
たぶん第二最盛期過ぎた頃からずっと引きずってる、サイドキャラのウザさと必然性の課題、ここでもやっぱり未解決。。可愛いは可愛いんだけどねぇ。。
あと曲は、もう少し場面とキャラの感情、雰囲気に沿った曲調ってものを考えた方がいいよ。歌詞だけ沿ってりゃ良いわけじゃないんだよ。昔のアランメンケンの曲を見習え。てか、コレを観て初めて、私がグレーテストショーマンの曲に感じてた気持ち悪さの原因が分かった気がした。要はそういうことだよ。歌詞変えたら曲調と感情ほぼ同じじゃねぇか。
そんな感じですね。だいたい。
作品に悪気がないのは分かるんですけどね、もちろん。
