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西部戦線異状なしのkurageのレビュー・感想・評価

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)
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歴史的名作のリメイク(ということになるのかな)。
旧作はいつか観ようと思いながらも観ていない。
結構、重めなので覚悟して観ないと、と思っていたら、Netflix作品が本年度アカデミー賞候補作とのこと。

映像、音楽など演出が素晴らしかった。
丁寧に、お金をかけて作られているのがよくわかる。日本映画の予算ではやはりここまでのリアルさを出すのは難しいのかしら......(ラーゲリの軍服、全く経年変化が感じられなかった......)。願わくば大きなスクリーンで観たかったけど、大スクリーンだとあまりの迫力に息がつまったかもしれない。兵士の、窮地における人間性が剥き出しに出ている作品だから。

そこかしこで対比される
無垢と不純
美しいものと醜いもの
静と動
両軍の食糧における兵士の扱い

タイムリミット
まるで試合のような、殺し合い

偉い人のことなんて聞かなくていい。
同調圧力に流されて、機械になるな。
そんなメッセージが聞こえてきた。
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