橋素電

イグジステンズの橋素電のレビュー・感想・評価

イグジステンズ(1999年製作の映画)
3.5
原題「existenz」はexistence(存在、実存、現存)のモジリであり exit+stance(今 居る所から抜け出す)とも読み取れる

現実とは何か 今 自分が現実だと信じているものが現実では無かったとしたら?

この同年に全く別の切り口で同じテーマを扱ったマトリックスが公開されているのは偶然以上の因果を感じてしまいます

また、夢の中で夢を見るという「階層型現実認識」の物語構造は 後の大ヒット作「インセプション」にも通じるところがあり、クローネンバーグ監督の想像力の巨大さに畏怖せざるを得ません
橋素電

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