橋素電さんの映画レビュー・感想・評価

橋素電

橋素電

映画(356)
ドラマ(0)
アニメ(0)

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「たまたま通りがかってくれた貴方がこのレビューを見てくださるとは… 奇遇ですね!」


「先輩」と「黒髪の乙女」の春夏秋冬に及ぶ、すれ違いだらけのもどかしい恋愛模様をたった一晩の出来事のように高密度に
>>続きを読む

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

5.0

「天国では、みんな海の話をするんだぜ」

人生の終わりがもし解っていたとして、最期に1本だけ映画を観るとしたら何を観ようか

僕は夜中にひとりでとりとめもなく、そんな事を考えたりします
ターミネーター
>>続きを読む

ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

4.5

公開当時は酷評されたが、何十年もかけて熱狂的なフォロワーを着実に増やし「キング・オブ・カルト」と呼ばれるまでになった伝説の作品

レンタルもされている「特別編」には特典として「上映中の観客の声」が 収
>>続きを読む

フランケンフッカー(1990年製作の映画)

3.5

グロ表現多めなのでホラー中級者以上の方にオススメします

これを書いている2017年4月1日時点でレビューが30本もない(泣)

まぁ、それも納得の最高の低俗映画クリエーター ヘネンロッター監督の作品
>>続きを読む

バスケット・ケース2(1990年製作の映画)

3.5

グロ表現多めなのでホラー中級者以上の方にオススメします

マイノリティとマジョリティは絶対的なものではなく 環境が違えばその力関係はいくらでも変わってしまうもの 被害者が加害者に、披差別者が差別側に反
>>続きを読む

アントマン(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

原作を知っている方はビックリしたと思いますが、アントマンを生んだハンク・ピム博士の話ではなく、二代目アントマン スコット・ラングが主人公のお話です

アベンジャーズには既にブルース・バナー(ハルク)と
>>続きを読む

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

3.8

本編134分はハッキリ言って冗長なんですが その奇妙でゆるーい時間の中に制作者の様々な想いが詰まっていて 見終わると謎の感動まである カルトな人気にも納得の純ソ連産SF

当時の政府による検閲を逃れる
>>続きを読む

planetarian 星の人(2016年製作の映画)

4.2

「プラネタリウムはいかがでしょう?」

物語における全ての出来事が終盤のエモーションに向けて収束しているのが解っているのに、そのシーンが来ると 感情が溢れました

食べ物も水も限られた時代に プラネタ
>>続きを読む

メジャーリーグ(1989年製作の映画)

3.9

WBC期間中に野球映画を観ようキャンペーン(最終回)

がんばれベアーズしかり、ダイナマイトどんどんしかり、マネーボールしかり、このメジャーリーグしかり「弱小チームが心をひとつにして大番狂わせをぶちか
>>続きを読む

ワールド・オブ・ライズ(2008年製作の映画)

3.5

CIAという特殊な組織を舞台にした一大スケールのサスペンスアクション

なんですが、この物語の根幹にあるのは「現場と管理職の不和」という社会人あるあるストーリーなのです

映画は中東に派遣されたディカ
>>続きを読む

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

4.0

驚かす演出ありますが、ゴアシーンはなくホラー初心者にも楽しめます

「Don't Breath」と言われなくても 観ているこちらまで息を止めて身構えてしまう 静寂を巧みに使った聴覚面からの恐怖表現が見
>>続きを読む

スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火(1989年製作の映画)

3.5

ホラーというよりSF、サスペンス寄りの映画なのでホラー初心者の方にもオススメします

人体自然発火は火の気の無い締め切った部屋の中で人間が手首や足首だけを残してロウソクのように燃えてしまう怪現象、都市
>>続きを読む

バッド・バイオロジー 狂ったヤツラども(2008年製作の映画)

4.0

エログロ全開なのでホラー中級者以上の方にオススメします

コンプレックスホラーの金字塔「バスケットケース」を産み出したホラー界が誇る鬼才の中の鬼才フランク・ヘネンロッター監督の最高傑作

異常な性器を
>>続きを読む

アメリカン・バーガー(2015年製作の映画)

3.0

題材のわりにゴア描写ゴリゴリでもないので、ホラー中級者以上の方にオススメします

「当社のハンバーガーは100%アメリカ肉を使用しております」

風評被害で訴えられてもおかしくないブラックユーモアと下
>>続きを読む

がんばれ!ベアーズ(1976年製作の映画)

3.8

WBC期間に野球映画を観ようキャンペーン

弱小チームの奮闘を描いた ファミリー向けほんわか少年野球映画

だと記憶してたんですが、改めて見直してみるとアメリカを風刺した社会派の切り口もある映画だなと
>>続きを読む

カウボーイ&エイリアン(2011年製作の映画)

3.6

60~70年代 娯楽映画の先端を走っていたのは西部劇だった 当時の西部劇が持っていた荒削りだけど魅力的なパワーが詰まった1本

西部開拓時代にエイリアンがやって来る!という本来ならロバート・ロドリゲス
>>続きを読む

マネーボール(2011年製作の映画)

3.5

WBC期間に野球映画を観ようキャンペーン

選手でも、監督でもなく 球団のGM(ゼネラルマネジャー)が主人公の実話を元にした異色の野球映画

正確に言うと野球界を舞台にした「男の生き様」についての物語
>>続きを読む

シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

3.8

暴力、ドラッグ、死、それが日常

そういう場所は世界にはまだ沢山ある それぞれのシーンは映画用に脚色されているとしても、この映画の中で起こった事は事実なのだから 普段我々が何気なく過ごしている日常の「
>>続きを読む

DENKI GROOVE THE MOVIE? 石野卓球とピエール瀧(2015年製作の映画)

3.6

電気グルーヴ周辺の人々のインタビューとライブ映像を中心に活動の歴史を振り返るドキュメンタリー

石野卓球、ピエール瀧の当人からはあえてインタビューを録らない独特の構成で 彼等がアーティストとして世界に
>>続きを読む

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

-

このサムネ画像を見る限り、ワンダーウーマンの衣装がBvSとは違って より原作に近い星条旗カラーになってるのがいいなーと 期待して待っております

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

-

普通に考えると 若きパダワンとシスを残して世界にジェダイがいなくなってしまう 悲しい想像になるんですが

フォースのライトサイドとダークサイドを統合して、ジェダイでもシスでもない新たな高位の存在が生ま
>>続きを読む

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

-

マイケル・キートンが初代ハリウッドバットマン(正義の鳥人)→バードマン(落ちぶれた鳥人)→ヴァルチャー(悪の鳥人)って演じてるの 運命というか 宿命というか 業というか 背負ってるなぁ

ダイナマイトどんどん(1978年製作の映画)

4.1

WBC期間に野球映画を観ようキャンペーン

名は体を現すとはよく言ったもので、まさにダイナマイト!!どんどん!!!という勢いの ハイテンション破天荒ヤクザ野球コメディ映画です

今から39年前にこれだ
>>続きを読む

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.0

静寂という恐怖

6秒以上の無音があると観客の注意が散漫になる、という映画のセオリーは有名ですが
この映画では無音が恐怖を演出する重要な機能を果たしています

無音と言っても本当の無音ではなく、呼吸音
>>続きを読む

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.3

ぜひクランベリージュースをお手元に用意してご覧下さい

ショーン・オブ・ザ・デッドで見事なダメっぷりを見せたサイモン・ペッグが、真逆の超クソ真面目エリート警官を演じます、仕事に人生を捧げ不器用な生き方
>>続きを読む

42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

3.6

WBC期間に野球映画を観ようキャンペーン
アメリカ全球団の永久欠番42と言えばこの人 黒人初のメジャーリーガー ジャッキー・ロビンソンの伝記映画

彼がデビューした4月15日は本国では全選手が背番号4
>>続きを読む

24アワー・パーティ・ピープル(2002年製作の映画)

3.9

24アワーパーティピープル というお気楽なタイトルがついてますが、登場人物たちは真剣そのもの そりゃそうです、踊るのではなく24時間踊らせる側の人々のお話ですから

ドラッグと音楽と地域性が深く結びつ
>>続きを読む

デッドリー・フレンド(1986年製作の映画)

3.5

そこまでグロくもないのでホラー初心者の方も楽しめます

エルム街の悪夢、スクリームのウェス・クレイブン監督による「これぞ80年代スラッシュホラー!」という大袈裟で馬鹿馬鹿しくて それをテンションで押し
>>続きを読む

レッド・アフガン(1988年製作の映画)

4.0

ガルパンが好きなら3回は見ろ!で おなじみ(別になじんではいない)の戦車好きによる戦車好きの為の戦車映画

戦車対戦車という点では「フューリー」が勝りますが、ミリオタも納得の微に入り細に入るこだわりの
>>続きを読む

月に囚われた男(2009年製作の映画)

4.0

知る人ぞ知る映画なのが勿体ない とても丁寧に構築された良作SF

月面に派遣された作業員サム・ロックウェル一人だけのシーンが続きますが なんとも悲哀に満ちた演技で惹き付けられます

孤独な主人公を支え
>>続きを読む

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.9

反ドラッグ映画としては「レクイエム・フォー・ドリーム」の方が優秀です ドラッグに溺れる若者を描いていますが、当時のイギリスの若者が抱えていた未来への空虚さ 行き場の無い衝動を表現する為の装置のひとつに>>続きを読む

劇場版 テレクラキャノンボール2013(2014年製作の映画)

4.0

クリエイターを志す全男性必見の1本

ドキュメンタリーっていうと、どっかしら予定調和を感じるもんなんですけど これはガチですね 出会う女性が色んな意味でリアルなんですホントに あれは仕込みではできない
>>続きを読む

劇場版 BiSキャノンボール2014(2014年製作の映画)

3.9

解散間際のどさくさに紛れてアイドルをハメ撮りしてしまおうという究極にゲスな企画、AV監督たちのたくらみを BiSメンバーの巨大な情熱が粉砕していく様を赤裸々に記録したドキュメンタリー

テレクラキャノ
>>続きを読む

スター・ファイター(1984年製作の映画)

3.3

今リメイクしたらアツいんじゃねーの?部門ナンバーワン作品(僕調べ)

(知る人ぞ知る映画だけど音楽超カッコいいんですけど部門でも上位に入ります)

主人公はアメリカの片田舎に暮らす普通の少年、大好きな
>>続きを読む

ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

4.2

ここまでドラマを描こうとしていないのに ドラマになっている映画も珍しい

ドラマを通じて戦争を描くのではなく 人が必死で生き抜こうとする姿そのものがドラマに昇華されている、個性派揃いのはずのキャストの
>>続きを読む

>|