このレビューはネタバレを含みます
苦笑しっぱなしの2時間。
この作品ならではのギャグ◦小ネタ満載で、カメラワークや演出も光るものがあり、話としてもテンポよくまとめられており、その点では出来の良い作品。
しかし、ブレイドやエレクトラはともかく感動的に締めくくった『LOGAN/ローガン』(2017年)を引っ張り出して汚した残念感は拭えない(作中でも自虐的にギャグにしていたが)。こんな形でX-23の「その後」を見たくなかった。デッドプールでなければ、ライアン・レイノルズとヒュー・ジャックマンの関係性を知っていなければ、嫌悪感が勝る作品になっただろう。
ここ20年で大きく進化し隆盛を極めたアメコミ映画だが、ここらでグレートリセットして仕切り直して欲しい。