あさのひかり

聖なる証のあさのひかりのレビュー・感想・評価

聖なる証(2022年製作の映画)
4.2
最初の表現が印象的だったけど、それ以上に「みんなが懸命に生きている(うろ覚え)」みたいな言葉が印象に残ってたし、それを前提にすると色んなことが見えてきた。

あの小さな村の中での不文律や信仰に従って、あの村の人達は生きていて。村の外からやって来た看護師には不条理でも、村の中の人にとってはその不文律や信仰は大切なもので、それにすがって生きるしかなくて。だから彼女は、看護師じゃなく新聞記者に思いを伝えたかったのかな。上手くまとまらないけど。

不穏な音楽も、看護師と少女、看護師と少女の母の間の緊張感も良かった。特殊な最初と最後のシーンは、作品世界の外へ出た時、この話はどんな意味を持つのか、って示唆かな。
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