パク・ボゴム目当てで観ていたドラマ『恋のスケッチ～応答せよ1988～』でボゴムの幼なじみでメインキャストの1人だったリュ・ジョンヨルが主演。失礼ながら映画の主役をやるような俳優と思わなかったので、その成長を観てみたいと近所のおばちゃんのような気分で映画館へ。立派に主役を演じていた。
『恋のスケッチ』でボゴムの父親役だったチェ・ムソンも出て来て、リュ・ジョンヨルとやり取りするのを観ているとそれだけでも嬉しかった。ドラマのようなほのぼの感はほとんどなく、結構ドキドキハラハラのストーリー。ポスターになっている盲目の鍼医ギョンス（ジョンヨル)の目に針が突き刺さりそうになるシーンは怖かった。よく瞬きしなかったな。
そんなに権力って一人占めしたいものなのかな。国民も含めてみんなで協力してみんなで豊かに暮らすみたいにはなれないもんかな。歴史を見ればその答えは明白だけれど。どんなに富と名誉を手に入れようが、常に誰かに命を狙われるような人生、生きてる心地しないだろうに。
ギョンスの秘密や王の子の死の真相にはそんなに驚きはなかったけれど、そろそろ終わり？と思うとまた展開して、最後まで楽しめる作品だった。飄々としながらも情に厚いギョンスはなかなか魅力的なキャラクターだった。
