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猿の惑星/キングダムのとぽとぽのレビュー・感想・評価

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)
3.2
シーザーのために"学び"は続く

ノア✕ノヴァ=なんて日だ!素晴らしい日だ。感情的に満たされる展開に続きの気になる終わり方、そして映像美やキャラクターも魅力的だが、なんせ(内容に対して)尺は長い。
シリーズを続けるにあたって、例えばスター・ウォーズ7〜9のように、オリジナルの精神を引き継いだつもりの形骸化した輩と対峙する図式。エイプス・トゥギャザー・ストロング!ミスした部下をすぐ殺したりしないボスなのは分かるが、すぐ他の連中を盾にして自分は後ろに隠れたりするなど、プロキシマスの薄っぺらさ含め。映像はすごい。
そして、予告から期待したような、エイプと人類と共闘する図式、というよりも実際は、むしろ逆に疑問符を投げかけるような作品だった。伝説再始動の序章!ノヴァのその世界を生き残るのに必要な狡猾さと人間サイドの意地、みたいなもの。思っていた作品と違った。予想通りだったのは、前シリーズのシーザーに続き、やっぱり主人公エイプだけイケメンなやつね。
にしても長すぎないか?正直ぶっちゃけ2時間弱に収められた気がする。予告で使っていたシーンのアクションなどは良かったが、逆に全編通してアクションらしいアクションとなる見せ場はほとんどそこだけだったし、バイオハザード・ステージ辺りはタルかった。次回作以降、エイプvs人間の図式になったら、"もう見たよそれ!"ってなる危険性アリなことは変わらない。
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